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No.927:茨(イバラ)の道 PART2

仮に、なんとか数年後、ガレキと原発処理に目処がたったとしましょう。

いよいよ、復興需要の出番です。

ここにも大きな問題があります。

例えば、液状化でだめになった田畑。これももとに戻すのに多額の費用が掛かります。しかし、これを田畑からの収益で返済できるでしょうか。100人単位の集落で、下水道を直し、道路を舗装して、そのコストを集落からの税収でカバーできるでしょうか。

経済合理性のない復興に資金が投入されていくでしょう。

しかも、PART1で論じた付加価値を産まない運転資金の支出のあとですから、もはや、国に転用できる十分な資産は残っていない。

復興財源として、国債に頼らざるを得ません。ハイパーインフレの始まりです。あるいは、想像を絶する増税か。しかも、その資金は、経済合理性のないところに支出される。

もはや、喜劇かも知れません。

掲載日:2011年4月11日

No.926:茨(イバラ)の道 PART1

No.928:円高になるか円安になるか

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