Buyer's Voice | 買い付けこぼれ話
お店に並ぶ商品を見つけてくる“バイヤー”というお仕事があります。
どんな業界でも(もちろんどんなお仕事でも)そうですが、並々ならぬ苦労とちょっとした楽しさがあります。
ここでは買い付けの時のエピソードなんかをご紹介します。
- ※このコーナーで記載されております入荷関連情報は掲載時のものとなり、継続性はございません
No.900:アメリカ本国の方針
外資系企業によくある話ですが、本国のトップマネジメントが変わると、日本支社の方針もがらりと変わります。
得意先の件数を拡大したり、逆に絞りこんだりするのも一例です。日本の企業では、得意先との関係も長期で考えますが、外資は、頻繁に方針変更する感じがします。
本国の方針に基づいて、在庫を減らせと言われても、在庫流動化があまり活発でない日本では、そんなに簡単に目標の数値にいかないですよね。
最近は、アジア全体で考えて、日本向け在庫も、海外で持っている場合も多いです。香港在庫の商品の処分を依頼されたケースでは、おそらくは、原価を大きく割っての処分でした。
損するのに、わざわざ輸入するなんてすごいなあ。
香港の倉庫代がいくらかかるか知っているのかと言われて、そりゃ処分した方がいいですねとお答えしました。